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2024/04/27 19:57


衣裳屋をPOP UP!時間漏れ漏れの飾り込み。

MONSTROUSAデザイナーの岩男です。
先日閉店しました1週間限定、MONSTROUSA POP UP STORE @渋谷MODI について振り返っていこうと思います。

まず、最大のこだわりと言っても過言ではないのは「美術の飾り込み」です。
空間デザイナーでもある父と妹の力を借りてデザインしました店内空間の評判はとても良く、ブランドのことを知らない多くの方が足を止めてくださいました。特に海外の方の反応がよかったです。

その反面、内装立て込み時間に全く収まらず、初日の開店時間は遅れるわ、最終日は14時に閉店しちゃうわで、非常にバタついた設営でした。。2~3日の週末イベントではなく、1週間の期間があったからこそ実現した飾り込みでしたね。


一億総デザイナー社会。

イベントの目玉はなんといっても「LIVEプリント」です。
その場でお客さまの服にプリントを施す激アツコンテンツ。もちろん僕もプロとして一緒にプリント位置や種類を考えますが、お客さまそれぞれの中にしっかり"デザイナー"が存在しているんです。特にTシャツに小さいプリントを入れる位置の好みは千差万別。それが何より楽しいのよ。
昨年に続くウルトラセブン55周年アートのプリントは変わらず大盛況で売り切れ続出。改めてファンの皆さまのエネルギーを感じました。


実感。ブランドファンの誕生。

今回、2024ssシーズンのオリジナルアイテムを製作するにあたり、MONSTROUSAロゴのプリントシートを多数製作しました。
とはいえまだ無名ブランドのロゴに価値を感じる人はいるはずもなく、ロゴシートには価格設定すら付けていませんでした。
が、まさかのロゴシート大好評。小さめのキャラプリントに添えたり、中には背中や腕にデカデカと大きなロゴを入れたり。
少しずつではありますが、ブランドの価値を感じてくださる方がいることに感動を覚えた岩男でした。



染色の怪物 KODAI YASUNO。

今回のコレクションの目玉でもありますKODAI氏とのコラボレーション。
POP UP期間内に開催した「LIVE染色体験」も非常に好評でした。LIVEプリントの良さは"その場で完成すること" なのですが、LIVE染色は "家で開けてのお楽しみ" なんです。お祭りの金魚すくいのように、透明のビニールに染色したてビシャビシャの服を入れて持ち帰る。帰ってから開けるのがさぞ楽しいんだろうなー、やりたかったなー。
KODAIさんとの取り組みは今回限りではありませんので、また次回、是非みなさんも一緒に染色しましょう!!!
(下写真、イベント初日終わりに「このTシャツください。染めてきます。」と言われ、次会ったら着てました。クオリティえぐすぎ。脇のギザギザの模様、染色でどうやって出してるのよ。)


モンストローサとモンストローサ

今回、岩男個人的に激アツだったのは「植物仲間の交流」です。
前回のイベントでブランドの御神木として君臨いたしました「コミフォラモンストローサ(写真手前)」に続き、今回のイベントから「竜神木モンストローサ(写真右奥)」が御神木に加わりました。
この「モンストローサ」というのは、本来の形から逸脱して奇形変化した植物のことを指します。この業界では、それは非常に高い価値をもたらすのです。そんな考えかたが大好きで、ブランド名にさせていただきました。


LIVEプリントの新境地、「意味のプリント」。

今回のイベントで最も印象に残ったオーダーがこちら↑
エコバッグをツギハギでサイクルアップしたデザインの、おしゃれな特注コートをオーダーしたお客さま。
完成して手元に届いたコートには、デカデカと "イラク戦争を助長するデザイン" のエコバッグが使用されていました。
ぱっと見のデザインはとても可愛いものの、ポリシーにそぐわない服は着れない、とのご相談。
「デザインにはデザインを」。ロボット長官のセリフをバシッと叩きつけました。


オリジナルコートの受注。衣裳屋アパレルの真骨頂。

ブランドの完全オリジナルアイテムGather BOX COAT。イベントでは、会場に用意した素材の中から①表地 ②裏地 ③ヒモ ④ボタンと、細かいデザインまで一緒に考えながら自分だけのオリジナルコートを受注できるメニューを作りました。
これまた好評で、たくさんのオーダーをいただきました。ここから製作に入って約3~ 4週間後にお送りするわけです。
衣裳屋ブランドらしい取り組みを楽しんでいただけたようで嬉しい岩男でした。


最後に。支えあってのMONSTROUSA。

身近な大先輩、柄本時生のお兄ちゃんもご来場。舞台の本番中、忙しいなか駆けつけてくれました。
そんな時生さんや さとうほなみさん、カメラマンの名児耶洋さんやヘアメイクのASUKAさん、他にも多くの方が恐らく"心意気優先"で製作に協力してくださってます。
特に今回のオリジナルコレクションは、こだわりを詰め込みまくった故に「良いもの出来た自信はあるけど、売れないんじゃねえか、、、」なんて不安が満載でした。
そんな中、イベントの会期中にSnow Manの佐久間さんや伊藤沙莉さんがSNSに着用写真を載せてくださったことで、多くのお客さまが関心を寄せてくれました。
MONSTROUSAの母体でもある衣裳デザイン会社「DADAGRAM」は、商業ベースよりも"物作りの精神"を重視できることから、アパレルではなく衣裳製作を中心に活動しています。これからも"面白い服を作りたい"一心で製作し続けることが、関わってくれる皆さまに対してのお返しになったらいいな。


改めまして、たくさんのご来場、誠に感謝申し上げます!
次の大きなリリースは6月中旬予定!乞うご期待!!!!