MONSTROUSAデザイナーの岩男海史です。

ブランドでは第二弾となります新作コレクション、ついに発表です。

今回もテーマづくりからモデルさんのキャスティング、服の細部までこだわりが詰まってます。

見ているだけでワクワクするようなアイテムが揃いましたので、是非ご覧くださいませ。

PR timesから出したリリースに公式情報が色々記載されていますので、そちらで概要は全てキャッチできます！

プレスリリース：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000127975.html

このブログでは、リリース文に記載しきれなかった部分をお伝えできればと思います。

前回のオリジナルコレクションのテーマは、初回にふさわしくエネルギー溌剌なイメージの【VITALITY(生命力)】でした。今回はそれに比べると少し洗練されたイメージの【HABITAT(ハビタット)】。

これは「自生地」と訳されることが多く、「本来住まうべき場所」のような意味があります。私(岩男)の趣味であるサボテン系の園芸において、このHABITATという植栽スタイルがあるのですが、そうれがカッコいいんです。(インスタ検索推奨)

植物たちが、まるで本来生息している場所かのようにデザインされた植え込みは、どこか植物から安心感のようなものを感じるのです。

これを日本に住む我々に置き換え、和服のようなデザインを取り入れることで、自生地に帰ったような安堵感を感じられるのではないか？と思いました。SNSが生活に根付いた超情報社会、自らの感性がどこかへ吹き飛ばされてしまいそうな、そんな世の中において、まるで樹木のようにすっくと存在できる。そんな心持ちをサポートできる服を作りたいと思いました。

今回のメインモデルは浅野和之さん！

いわずもがなの超バイプレイヤー俳優であり、僕が大尊敬する役者さんです。

今回のコレクションを構想する中で、森の中で浅野さんが和服のようなゆったりとした服を着て立っている画が浮かびました。

重厚さ、軽やかさ、キリッとした硬質な感じから、チャーミングな柔らかさまで、あらゆる表情をお持ちの浅野さんはどんな服でも"吸い付くように"着こなしてくださいました。演劇人でもある浅野さんとの共作は、まさに衣裳屋ブランドが産んだ突然変異(monstrousa)です。

HABITATの象徴的なアイテムは和服のデザインを取り入れた３種のアイテムです。

半被のデザインを踏襲した「HABITAT JKT」は、江戸時代の"裏勝り"という庶民の流行を取り入れ、リバーシブルを存分に楽しめる仕様に。着物の羽織をイメージした「HABITAT COAT」は襟元や袖の変化をがシルエットや存在感を大きく変化させます。袴を現代的にアレンジした「HABITAT PANTS」は裾を絞ることで全く違った表情を見せ、デイリーユースに幅広く対応しています。

全ては衣装づくりの職人が製作した一点モノですので、お好みの1着との出会いを楽しんでいただけますと幸いです。

コレクション【HABITAT】は、落ち着いた雰囲気の和服系アイテムだけでなく、そのコンセプト「ありのままの伸びやかな心」というテーマにもあるように、文字通り枠(わく)をはみ出たアイテムが登場しました。

中でもインパクト抜群のトレーナーは、２種類のプリント製法を経て感性された意欲作です。ブランド屈指の画力をもつ吉村生成氏の細やかなアートをインクジェットプリントで加工し、その上から身幅をはみ出た大きなアートをシルクスクリーンでプリントしました。思わず両手を広げたくなるような、遊び心あふれる１着です。

今回のコレクションのオフラインイベントとして、12/25(水)~12/29(日)に、下北沢はミカン下北の高架下スペースにて、販売&受注&ライブプリント のイベントを開催します。

年の瀬も年の瀬ですが、1年の締めくくりの休日にリラックスして是非お会いしましょう。

現品の販売だけでなく、生地を持ちこんでのオーダー製作受注回や、ブランドの人気コンテンツ「LIVE PRINT」など、MONSTROUSAの総決算のようなイベントにしますので、是非お越しくださいませ！

イベント詳細ページ：